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アレ

  ▽19980730a #日記

 ここんとこ考えてる「利己性」について...
 あー,あたしが人間の行動や思想について考える時はたいていそうなんだけど, 「ある人がどう在りたいかを意識的に考え,その指針を表明する」 って事は全くなくて, ほとんどが「人間という生物は本来的にどう在るように作られているのか?」 「そのように作られているとすると, 必然的に社会的にどういう行動をするようになるのか?」という事なのだな.

 つまり,そこには「意志」は認めていない. 人間という生物が生物として存在するための最も合理的な行動というのがあって, その行動を得るためのプロトコルは生物として全体で同一なはずだから, 意志によってそれが変わることはない.論理的帰結なのだから.
 強いて「意志」という単語を使うなら, あたしはそういう「合理的」な行動を取りたいという「意志」を持っている... ってトコか? (もちろん,あたしの現実の行動が合理的にはほど遠いのはご存知の通り (^-^;

 さらに.
「利己行為」として定義付けられる行動があって, およそ人間の行為は,ほぼ全ての場合は利己行為である,と書いたが, この概念を細分類すると, 直接的に自分の利益を追い他者に損失をもたらす「直接的利己行為」と, 一見すると利他行為に見えるが間接的に利己を考えた「間接的利他行為」がある. 「直接的利己行為」は一般的でネガティブなイメージの「利己行為」であるから, 「間接的利己行為」を「拡張された利己行為」として別に定義付けしておこう. 両者の境界条件は明白ではないので「拡張」という表現を使用している.
 で,このページで語る「利己行為」とはすべて「拡張された利己行為」の定義であって, 「利己行為」そのものは必ず内包しているが, 「害他行為」は必ずしも含んでいない. (害他のデメリットが利己のメリットを超えないならば, 当然ながら「利己行為」には「害他行為」も含むだろう)

 さらにもう一つ.「利」とは何を指すのか?  ってのを定義付けたんだけど, これは別のトコに譲ろう (^-^;

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