独占欲ってのかなぁ．うーん，現在自分に無縁なだけに， その辺の状況は理解しがたいものがあるが (^-^;

　男女間の独占欲．男→女と女→男で，そもそもの構造が違うと思うんだよね． ベースとなる基本の発想は，男女間の競争を前提とした浮気理論に基づくけど， この観点から見ると． ちなみにここ以降の文章は人間を単なる生物として見るものなので， この観点が気に食わない人は「男女」を「雌雄」と読み替えて， なんか別の動物の世界の話だと思ってください．

　男→女な方．これは至極当然の事で，何の問題もない． 仮に男が自分の配偶者である女を独占しようとせず野放しにしておくと， 女の方は浮気し放題であるので， 繁殖力の強い別の男との子を作ってその子を配偶者の男に育てさせる事で， 自分の遺伝子を強く残す事ができる． （もちろんそっち方向に進化していく場合， 配偶者が自分の子かどうかを見破る能力を身に付けて競争するという方向性もあるだろうが， 確実なのは他の男と性交渉させないようにする方向性であろう）

　逆に，女→男の場合．男は独占されないため他の女に手を出しまくるかもしれないが， それにより女がどれくらいの損失を被るかというと， ほとんど目立った量ではないのではなかろうか？ 　そもそも男女の区別とは子に対する初期投資の量を指すのだから， 男が自分以外の女との子に投資するものはほんの僅かであるはずなのだ． 　もちろん男がそれ以上の投資（養育費用とか）をしようとした場合， それは本来自分（の子）に向けられるもののはずであるから， 女としてはそれを止めさせなければならないのは確かである． しかし，一般に人間の独占欲はそれ以前の段階， 例えば他の女に声をかける事すら禁じたりする． この独占度は生物として本来要求されるであろう程度に比べ明らかに極端である．

　以上から導き出される推測．

　女→男の独占欲は，後天的・学習的なものなのであろうか？