スパゲティに対するちょっとした味付けとして,ゆで汁に塩を入れるわけですが. 母上様は湯を沸かしてから塩を投入していたので, それを見て覚えたあたしも最初はそうしていたんだけど, 投入時に湯が跳ねて熱いので,先に塩を鍋に入れてから水を注ぎ沸かすようにしていた.
が,姉上様(1号)によると,そのやり方は一般的ではなく, 各料理書籍には当然のように「沸かしてから投入」とされているそうな. なんで? そっちの方が美味しく茹で上がるというのか?
理由を考えてみた. どういう入れ方をしようと,塩湯(造語)は塩湯なはずだ. 水から入れるのと沸いてから入れるので物理的に違いができるとしたら,どんな理由か.
(1) 水と塩水は沸点が違う.
水を100度にして塩を投入すると 100度の塩湯ができるはずだが,
塩水を沸騰させると 100+n度の塩湯になるはず.この差はどうだろう.
でも,そもそも塩分が数%程度の塩湯で n がどれくらいになるというのか.
1 以下の少数ではないのか.しかもパスタ投入で温度はがくっと下がるし,意味なさそう.
(2) 塩水を沸かし続けると塩分が揮発してしまい味が変わる.
や,水の沸点は100度で蒸発するけど,
塩化ナトリウムを揮発させるのって何度まで上げりゃいいんだよw
うちのコンロじゃ無理です.ていうかたぶん中華屋(火力が命)のコンロでも無理っしょw
(3) なんだか判らない物質が水から入れると変質してしまい味が変わる.
普通の水道水と食卓塩に,10~90度くらいだと変質するが100度だと大丈夫な何かが含まれてる……
ってすごーく考えづらいです ('A`)
……というわけで,理由,よくわかりません. 強いて言えば,本場イタリアの水や塩が日本の一般的なソレと大きく違っていて, (3) のような何かが起こるので「沸かしてから制」が普及しており, 日本でもそれを踏襲していた……ってとこだろーか. 塩が岩塩だと何か違うとか,水が硬水だと違うとか?
あー硬水とか関係ありそうな気がするなー. けど今日の考察はここまで.こんどまた続きを考えることにしよう…… 仕事忙しいんだよ仕事 orz