本日の読書
「すべてがFになる」著:森博嗣(ISBN4-06-181901-1)
久しぶりに,ミステリー小説など読んでみましたわけさぁ. 内容は密室殺人.しかし登場人物から舞台設定まで, すべて何かしら捻ってある.
殺された人物が「天才プログラマ」で, 話中にもしばしば「telnet」とか「変数の型は int,int は2バイト」など, コンピュータ用語が出てくるんだなー. マッキントッシュとか UNIX とかの名称も出てくるし, これ普通にミステリーが好きなだけのコンピュータ知らない人が読むと, 意味がさっぱりわかんないんじゃないだろーか.
主人公を含め,登場人物みんな「天才的頭脳」で固められてるあたりとか, ヒロインの名前が「萌絵(もえ)」とか, やけに奇をてらったような名前が多いあたりとか, これ書いてる作者は相当なヲタクと見た(笑)
しかもたぶんマッカー.話中にマッキントッシュは数台 (しかも Plus とか SE とか機種名まで)出てくるのに, MS の名はおろか,PC 自体がほとんど出てこないってあたりから.
内容については...主人公達の思考法っつーか思想的にすっごく共感を覚えるんだけど, ミステリーとしてはヒントなさすぎかも的... 謎解きされないとぜーったいわかんないような気がするぞ.