内容も何か論理のすりかえが目につく,ていうか鼻につく.
「MS は OS の独占を不正利用してアプリケーション市場を制御しようとした点が問われているが,
この OS の独占そのものは OK なのか?」って最初に書いておいて,
「IBM のメインフレームの全てに IBM の OS が載ってても独占とはいわないのに,
IBM の PC の全てに IBM の依頼で作られた MS 製 OS が載ってると独占なのか?」とくる.
主張が途中で変わってるような気が... (^-^;
書いてる側が意見を途中で翻してるんだから,
それに対する意見を書くのもアレなんだけど,
なんかどっちも的を外しているよーな.
あー...AT 互換機って,今でも IBM の持ち物なのか? (^-^;
実状としては,互換機市場ってのは IBM の生産物ではなく,
ひとつの巨大なマーケットだろ.
IBM のメインフレームに IBM の OS が載ってるのは事実.
でも,それって,IBM は「メインフレーム + OS」を売ってるんだと思うんだけど,
メインフレームの全てが IBM製ではないので,
「メインフレーム市場」では,IBM は独占していない.
でも PC 市場ってのは山ほどの PC メーカ各社(部品メーカも含む)
が寄り集まってできたマーケットなのであって,
これに載せる OS の話ってのは,
IBM製メインフレームの OS の話とはレイヤが違う.
「PC にどの OS を載せるか」ってのは,
「メインフレームにどの OS を載せるか」でなく,
むしろ「どのベンダのメインフレームを買うか」と同じレイヤだ.
最終的に「MS の OS 独占は,独占ではなく商慣行の体質の問題」とか言ってるけど,
その論理を導くための「PC は IBM の制御下にある」
というこじ付けが,妙に浮いてしまっている.
まぁ,「どの程度の自由度があると,選択可能性のある自由市場と呼べるのか」とか,
境界条件の設定しづらい点もあるので,
ある程度はイデオロギーとかに左右される内容であるのは認めるけど...
このライターの文章力を何とかしてくれ (^-^;
読むに耐えねー(ぉ
とか,なんだか読みにくかったのでマルチカラムにしてみたり(笑)
余計に読みにくくなったような (^-^;