本当ってもの.
「本当のナントカ」ってものが,すごくおかしな言葉に感じるんだよね. 本当,ってのは何を定義する言葉なんだろう? 何がって,顕著な例では山岡士郎が言うところの 「こんなのは本当の~~じゃない」とかってノリね. 智恵子抄(字あってるっけ)の「東京には空がない」の 「本当の空」とかも同様だ.
もちろん,納得のいく「本当」もある. かにかまぼこを食べて「こんなのは本当のカニじゃない」とかね.
でも,安いカニを食べて「本当のカニじゃない」って, その人はその人なりの「本当」の定義を持っていて, それと現実に目の前にあるカニとの差を感じて言うんだろうけど, その人の「定義」ってのは,一般化されてない,彼の主観に基づいた彼だけの定義なんだ. カニでないものよりはカニに一番近い「安いカニ」を「本当」じゃないと言い切るのって, 彼の定義が一般の定義より狭い事, さらに彼がその差を知覚できる事を誇示したいだけの自己満足.
以下,いろいろ書こうと思ったけど眠いのでそのうちリライトしよう(笑)