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#日記
ふと思ったんだけど.
結婚式っていう儀式がある. 誰かと誰かが結婚したことを皆に知らしめるための式で, 個体Aと個体Bが生殖することをオーソライズするためのものだ. この儀式って,元々どういう起源で行なわれていたものなんだろう? AとBがつがいである事をコミュニティ内の他個体に知らせるという事. 知らせることにどんなメリットがあるだろう? 知らせないでいるとどんなデメリットがあるだろう?
関連してるけど別の話題. 結婚したって事実は,性的魅力をアピールする最適な方法のひとつだよねぇ. なんたって,少なくとも誰か別の個体がその個体を結婚相手に足ると見なしたわけだし.
結婚した事実がオーソライズされることで「浮気」を防ぐ,ってのは, 生物的にはあまり意味のない概念な気がする. 男性からみてシステム的にベストな作戦は結婚しないでそこら中に種を蒔く事で, 女性からみてベストなのは子煩悩な結婚相手に精力的な浮気相手との子を育てさせる事で, いい相手と結婚して子を育てるってのはコミュニティ内のバランスにもよるけど大抵は次善の策だ. けど,だからって, 皆が次善を取ることで集団として最適な策を得るなんて事が, 社会的にはともかく生物的にありえるんだろーか.謎.