本日の映画
「ゴジラ」
もともとゴジラって反核思想の産物な訳で, ハリウッド版ゴジラでもきちんとそういう視点が描かれてたみたいに思えた. んでもそこでフランスの原爆実験ネタとか取り込んでしまうのはちょっと俗っぽすぎるかもだけど (^-^;
楽しめるって点では充分かなー. 物は派手に壊れまくるし,ゴジラすげーでかいし, カーチェイス(ていうかゴジラに追われる)もあるし. ゴジラの動きに割と不自然さが少ない (見た目の重さと動作の重さがきちんと釣り合ってるとか)ので, リアリティはわりとある.
ストーリーは...まぁゴジラが好き放題に暴れるだけの映画なので(ぉ, そういう点ではアレなんですけども. とりあえずアメリカ製アクション映画全般に言える事だけど, 主人公の男女が必ず最後にくっつかなきゃいけないって法則, どーにかしてくれ(笑) せっかくゴジラが「人間の勝手な原爆実験で変異させられた挙げ句に攻撃されて殺される哀れな生物」 を演じてるのに,横で恐怖体験共有してキスシーンとかされてもしらけるだけだっつーの(ぉ
不満な点.CG 処理の限界点をカバーするためだと思うけど, とにかく画面が常に暗い. ずっと雨降ってるとかはいいとして, 登場人物が例えば何かを掴んで取り出したりとかすると, それが何をしているのかが画面をよく見ないとわからないんだな.
あと,ゴジラの全身像がほとんど出ない. ビルの隙間をゴジラが走るシーンも, ほとんどが尻尾しか見えてなかったり, まぁ巨大さの表現の一環だとは思うけどたまには全身像を映してくれ (^-^;んー,とりあえず見る価値はあるかなー,と.あたし的には. こういう映画って好みの問題なので, もっと高尚な映画が好きな人は「くっだらねー」って思うかもだけど, まぁ高尚性を求められる映画ではないと思うので, 「くだらねー」って言う人がいたら,そいつが勘違いしてます(笑)