ちなみに何が「ハトとかみたい」なのかというと.
前に何かの本で読んだ実験なのだけど, ハトをカゴに入れて,赤いボタンと青いボタンを用意する. で,まず最初はハトが赤いボタンをつつくとエサが出るようにする. するとハトはソッコーでそれを覚えて,赤いボタンをつつきまくるようになる.
で,そのハトを今度は別のカゴに入れる.こっちのカゴでは,ボタンは赤青両方あるが, どちらを押しても押さなくてもランダムにエサが出てくるのね.
そうすると,ハトはここから何とかして法則性を見つけようとするのだな. しかも,過剰に見つけ出そうとする. 例えば,青のボタンの前で首をさっと横に振った時に偶然エサが出たとすると, 「そういうルールなんだ」と思っちゃって,ひたすら首を振りまくる,とか.
で,まぁつまり,こういうのは人間だったら「そもそもエサが出るのはボタンと連動してるのか」とか 「エサが出る仕組みはどうなってるのか」とか考えればすぐに答えが出そうなものだけど, それを考えないとこういう「おもしろ誤解」をすることになる,と.