▽19990823d
#日記
あー,赤の女王理論って言葉は, なぜか性に関係した軍拡競争現象でしか使わないようです. どうしてだろう.「赤の女王」って言葉がなんとなくえっちっぽいからか?(違う 遺伝学に限ったことではないと思うけど, どうもこういう「ナントカの理論」みたいのは変な名前が多い. 遺伝学には「緑ひげの原理」なんてのもあるし.
んでも,言葉の意味的には「立ち止まっていると取り残される」という点で同じですな. 最近だとハードディスクとか CPU の値段とか... CPU なんか,常にユーザから「安くなれ」「速くなれ」という淘汰圧をかけられているわけで. そうでないとユーザへの魅力を失って売れなくなる. 売れないと増産されないから,これはますます生殖効果のアナロジーになる.
決定的な違いは,CPU が単体で CPU を生み出すことができない点だけど, CPU というミームが受けた淘汰圧により「開発者」と「工場」が駆動される, と考えれば,これもある種の淘汰といえるだろうか.
うーん,強弁が過ぎるか(笑) DNA が駆動する RNA っつーか蛋白質とかそういうものと, マーケティングの結果で動く開発者や工場とかを,同じレイヤで捉えるってのは, いくら何でもあんまりな発想のぶっ飛びが必要かもしれない (^-^;