ペットの運命. うーん,「運命」って単語は好きじゃないけど, 確かにペットと人間との間には本質的な違いはないと思うな. あるいは「違いはそれぞれが属性として持つものではない/連続的な変化の途中で恣意的に区別されるのみ」 というべきか.
ペットの「運命」は飼い主が握っているので,ペットとなる動物の食事の時間はおろか, 行動の自由すら飼い主の許可が必要になる. 同様に,人間の「運命」は「親」が握っていて,特に幼年の人間についてはそれが顕著だ.
つっても一般的に「人間」と「ペット」は厳密に区別されている事が多い. まず,大抵の家では「幼年の人間」ってのは「親」の実子である事が多いので, 他のほとんど全ての生物と比べて特殊である.こらー仕方ないやね.
何らかの手段で実子でない幼年の人間をペット用にゲットしたとしても, 周囲の人間,っつーか社会が,寄ってたかってその人間のペット化を阻止しようとする. さらに,人間という生物は大きくなると自我を持つし知恵も力もあるので, 飼い主の支配から逃れる可能性が高い.
ってことで,逆に人間を完全にペット化するためには, (1) 他人の子をゲットする, (2) 周囲の人間に知られないようにする, (3) 逃げないように檻に入れとく, って感じだ.ペット禁止のマンションでこっそり犬とかを飼ってるのと一緒だな(笑) ほら,やっぱ人間とペットに本質的な差はない(笑)