むかーしむかし,まだみんながパソコン通信とかで, 草の根 BBS でチャットをやっていた頃, やっぱしどこのネットでもこういう論争ってのがよく起こっていたものだ. 当時は「電波な人」とか「ドキュソ」とか「厨房」なんて表現はなかったけど. 「フレイム」って表現はあったかな? で,そういうネット論争とかってのは, 大抵は SYSOP がログ削除したりしちゃうんだけど, 「何とか論争のログ」とかいって, テキストが転載されて各地に出回ったりしてた.
その頃は場所も一箇所だったし参加者だってそのネットの人に限られてたので, 誰かが完全なログを記録してれば, 全テキストを作るのはさほど難しくなかった. あたしもボード 3つくらいに跨った大論争を時系列にまとめたりした事がある(笑)
でも,今の世界では,疎結合な複数サーバに跨って, 読む人は全く把握不可能, 書く人だって掲示板とかを含めればほとんど無限, リンクを貼らなければ全く気付かれずに意見する事すら可能. こういう状態で,Watch ページにより (見えてる範囲だけでも)一貫した記録が作られるってのは, そうでないよりも確実に良い事だと思う.
「記録が作られる事」が「そうでない事」より良い理由って, まぁ「反面教師にできるから」とか, 後で「あーこんなんあったな」とか思い出して和めるとか... 「反面教師」ってのは大きいかな. でも,こういうの読んでほしい人は大抵こんなの読んでくれなくて (読んでも反面教師になんてしなくて,かな), 対象となっていない「いい人」は読んでもっと「いい人」になり, 「悪い人」は「悪い人」のまま... でも「表面はいい人だけど根はそうでもない人」が 「あ,これはマズいんだ」と思って気をつけるようになれば, やはりこういう記録ってのはある方が良いのでしょう...