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#日記
さらに京葉線内ネタ.ネイティヴのコギャルを見た. いでたちと来た日には,シルバーの髪(眉は黒い),10cm の厚底サンダル(足は短い), 派手な厚化粧(顔はいまいち),極端に短いスカート(これは文句のつけどころが見付からなかった(笑)). すげー,まさにネイティヴ!
しっかし,ああいう奇抜なファッションは他者との差別化を求めてやるものだと思うのだけど, それでコギャルみんなが同じ格好をしてるのはどういうわけだ. 差別化したいのかしたくないのか.
とか考えると,もしかして,あれは他者への差別化でなく, 彼女の所属するコミュニティの制服なのではなかろーか? だとすると,まず「制服を着る」という事そのものが, コミュニティに対する彼女の忠誠心,の表明になるってものか.
制服は彼女を含むコミュニティへの帰属意識の表明で, その制服が奇抜であるのは,そのコミュニティが他コミュニティとの差別化を狙ってるって事かな. 別の表現を取れば,あの制服はコギャルコミュニティを席巻した上で, 他コミュニティに対し差別化を行なって優位に立とうとしているのか.
これはおもしろい.ミームにおける種淘汰の概念みたいなもので, ミームのインフラとしての個体レベルでの発現でなく, もう一つ上のレイヤでの表現型なわけだ.
しかし個人的な意見としては,確かに差別化は成功していると思うけど, あの制服で何か優位に立てるとは到底思えないので, あれで ESS にあるのだとしたら,コギャルコミュニティはヘコむ一方だ(笑)