▽19991020b
#日記
ここんとこ読んでる「精子戦争」って本だが, なかなか目からウロコな話が多くて面白い. 「なぜ他人のセックスを見て興奮するのか」とか,とっても興味深い.
でもページ中に「セックス」とか「妊娠」とか「ペニス」とか「膣口」とか, なんか不穏な単語がいっぱいあるので, 満員電車で読むとちょっとアレかもしれん(ぉ 単に本が厚くてデカいってのも満員電車で読めない原因の一端ではあるが.
ってことで文庫本をもう一冊,カバンに入れておく. 今読んでるのはダーウィンの「進化論」初版,岩波文庫版. これを読んでると,また色々と発見があって楽しい. ダーウィンは明らかに獲得形質の遺伝を確信しているし, 用・不用の理論も前提とはなっていないが信じているようだ.
あと,生存競争を重視して性淘汰を軽視している. 生存競争は生死に関わるけど, 異性獲得の競争は死にはしないから, 子孫の数はゼロになるんでなく減るだけだ,という理屈だ. 現在主流の学説と異なる説だけど, 確かに直感的にはダーウィン説の方がありえそうに思えるなぁ. どうしてこういう違いが出てきたのだろう.