ってことで,どうやら WindowsNT で FAT32.sys のとあるバージョンを利用することで, FAT32 の読み書きができることが判明したので, データドライブはさっくり FAT32 にしてしまおう. これで Windows2000 を入れる理由がひとつ消滅.めでたい(ぉ
それにしてもこの「ドライブ名」って概念はホントにダサい.ダメダメだ. UNIX とかでは,各デバイスは /dev の下に集められていて, それぞれに好きな名前を好きな場所に作って, 全体としてひとつのファイルシステムを構築できる. 翻って Windows(ていうか MS-DOS)では, 各デバイスのトップにあるファイルは, 全体としては必ず上から 2番目(全体のトップを「ドライブ名」というレイヤと仮定して) でなければならないのだ.
OS に限った話ではないが, 多くの場合において,この「なければならない」は不自由さの証明でしかないと思う. 「そうしてもいいけどしなくてもいい」という自由度があれば, そうしたいユーザはそうできるし,やりたくなかったらやらなければいい. 例えば UNIX のシステムであれば, 各デバイスに「A」「B」なんて名前を付けて全てをルートにマウントし, /A/autoexec.bat とか /C/etc/hosts なんて風にすら使えてしまう. これはつまり UNIX の自由度は MS-DOS の全自由部分を含んだ上でさらに別の自由をも提供するって事だ.
Microsoft の Linux との比較ページには 「UNIX なんて 30年前のアーキテクチャだ」とか書いてあるらしいが, 30年前に数十年間も使えるシステムを構築するほうが, その 20年後に 10年も保たないシステムを作るより 30M倍は偉いのだ.