「Lipstick Adventure EX.」 とゆーゲームをクリアした.
「EX.」つーくらいだからもちろん「Lipstick Adventure」ってゲームも存在するんだけど, これはそりゃもー昔のゲームで, まだこういうジャパニメーションのアダルトソフトの黎明期のものだ. 当時は「Japanimation」なんて単語もなかったし, 「NEC98」も知名度が低かったし, みんな PC8801 でゲームをしておった.
で,その頃に出た「絵を見るだけ」なソフトが「Lipstick」で, 当時の 640*200 で 8色な画面で,頑張ってキレイな絵を出していた, らしい(あたしはこれは見たことがない). でもって,その絵を使って探偵モノのアドベンチャゲームに仕立てたのが 「Lipstick Adventure」だ. 当時は,こういうきちんとしたストーリィがある探偵モノのアダルトソフト, なんて他になかったりした気がする.
これの製作には現エルフの社長も噛んでるとか聞いたけど, それは定かではない. でもエルフが後に出した「DE・JA」とかは非常にシステムとかゲーム運びとかが似てたりするので, あながちただの噂でもないかもしれない.
で,後に「Lipstick Adventure II」が出たんだけど, これは面白くなかった(きっぱり). 設定は前作の「その後」ストーリィで, なんか設定自体がもったいない出来だった. ってことで今作.設定自体は全く別の人名なんだけど, シチュエーションが一緒なのだな.だから「EX.」なのかな?
どうも,最初の方からじわじわと「巨大な陰謀」みたいのを見せていくんだけど, 最後の最後でショボく終わってしまうのでイマイチだなぁ. もうちょっとゲーム全体のボリュームがあると良かったのかも, ってことは製作時間と人数が足りなかったのかな?
あとシステムが腐ってる. 任意地点クリック方式なんだけど,どこをクリックしていいか迷わないように 「NAVI」って機能があって,画面のどの辺にクリック判定があるかを示してくれるのだ. なんか 3D ダンジョンの「オートマッピング」を思わせる親切機能. いや腐ってるのはそれじゃない. そこでいろんなトコをクリックするんだけど, 全メッセージを見ないと画面遷移のフラグが立たないのだ. 例えば人物の服とかを「見る」するトコまで, 何から何まで読まないといけないくせに, メッセージが変わりゃしねーから,面倒だったらありゃしない.
ってことで,その辺とか差し引いて 53点. 期待してた分だけ残念賞(笑) 絵とかキレイだからボーナス点 (^-^;